『胎内記憶』という言葉を知っていますか?小さな子供が覚えているとされる『生まれる前の記憶』のことです。
まだ言葉さえも知らなかった胎児のときの記憶、またさらにそれ以前の記憶のことです。
妊娠、出産は神秘的な出来事の連続です。『胎内記憶』があるとすれば、それはとても神秘的な記憶ですね。

こどもたちがまだ小さかった頃にママたちとお話していました。『胎内記憶』の話になったことがあります。
それを思い出して私もなんとなく子供に聞いてみたことがあります。こどもに聞いて良いのは一度だけらしいのです。
『生まれる前の記憶』うちの子たちに聞いてみた
子供が上の子が6才と下の子が3才くらいのときでした。「お母さんのお腹の中はどんな感じだったかな?」質問してみました。
ソファにごろごろしていた子供たちはにっこりしながらも真剣に教えてくれました。
『生まれる前の記憶』上の子女の子が5歳のときの記憶
「あたたかくってずっとお腹の中にいたかった」と上の子が言います。上の子は予定日を5日過ぎても生まれてこなかったので心配しました。お姑さんが電話してきたほどです。
初産で予定日を過ぎることはよくありますが、長くお腹にいすぎるとリスクもあるそうなので私たちは誘発分娩を行ったのでした。
なるほどそういうわけで出産の気配もなかったのだな~と感心してしまいました。
もっとお腹にいたかったのに無理やりお腹から出されたから怒っていたのかとも思いました。思い出すと上の子は不機嫌で泣いてばかりの赤ちゃんでした。
もっとお腹にいたかったよーという思いが赤ちゃんの頃からあったのかな。と当時を振り返ります。
またさらにその前の記憶も話してくれました。「お空の上からずっとママを見ていたんだよ。お姉ちゃんがいたのだけど死んじゃった。」と言います。
実はお姉ちゃんの生まれる前に妊娠の兆候があったのですが残念ながら妊娠には至らなかったことがありました。
ここまで来ると偶然なのか、とても不思議な気持ちになったことを覚えています。

『生まれる前の記憶』下の子男の子が3歳のときの記憶
下の子は「お腹の中が狭くて苦しかった。」と言いました。下の子は4,000g近いビッグベビーでしたので確かに狭かったかな?と思います。
やはり「空の上からお母さんを見ていた。」というのです。なんか空の上から兄弟で見ていたのかと思うととても幸せな気持ちになりました。

『生まれる前の記憶』が教えてくれること
今でこそ見守りカメラなどで遠距離から家族の様子を見ることが出来ます。まだ便利な機械の無かった時代にこのような感覚の発想があることが面白いと思います。
そんなことを話している子供のにっこりした顔を見ていると嘘とも思えずになんだか胸がじーんとしました。
聞いて良いのは一回だけというママ友の教えのとおりもうこの話をふることはありません。でも不思議なこの胎内記憶がうちの子にもあったことに驚きました。
ネットなどを見てみても「空の上から見ていた」というのはよく見かける胎内記憶のストーリーです。「お母さんを選んで来た」というのも共通しています。
親子の絆がそういう記憶を作らせるのか、人間の脳のしくみなのかわかりません。この分野の研究もされているようです。

『生まれる前の記憶』は自分で選ぶことのはじまり
「自分でお母さんを選んで生まれてきた」ということがとても重要なのだと思います。それとは逆に「自分は生かされている」というふうに教わることもあります。とても謙虚な考え方でそのような考え方もあると思います。
私は子育てをする中で『自分で選ぶ』ということがどれだけ大切なことなのかを日々実感しています。
なぜかというと動物として考えたときこの世界は「自分で選ばないと生きていけない」世界なのではないかと思うからです。
私たちは普段は人間の社会に生きていて守られています。だから周りに流されたり、自分を抑えて協調性が求められたりすることも多いものです。
そんな風にして社会とうまく適応して生きることもはもちろん大切です。それは社会に守られていることが前提だと思います。
でも「自分で選ぶ」ことこそが本当の生きる力なのではないかな、とも思うのです。生きることは瞬間的な選択の連続です。
直感や感覚など自分の中で湧き上がる思いを無視できません。
人に合わせて自分を見失ってしまっていては本当の生きる喜びは見つからないでしょう。
いつも自分のことは自分で決めたい。住むところ。食べるもの。一緒にいる人。話す言葉。図書館の本。お洋服。選ぶのは自分です。
誰も自分の代わりは出来ません。そう思うと「お母さんを選んで来たこども」というのは人の本質をついているのではないかと思うのです。
『生まれる前の記憶』は『はじめて自分で選んだ記憶』
まだ言葉を話すずっと前からこどもには記憶があるかもしれない。自分も成長するにつれて忘れてしまったかもしれない。
小さい頃は私にも同じように生まれる前の記憶があったかもしれません。本当のところはわかりませんが、それがあると信じるほうが面白いと思うのです。
どうしてこの世に生まれてきたのか、なぜ生きているのかという壁にぶち当たるときが何度もあります。
そんな時は生まれる前のくれる記憶がヒントになります。
これからもこの世に自ら選んで来た人として人生の舵取りは人任せにせずに生きて行きたいのです。
『生まれる前の記憶』は『はじめて自分で選んだ記憶』。自分で何かを選び取る人生を応援してくれいるのではないでしょうか。

はじめまして、とても素敵なお話ですね。私と妻は2021年から不妊治療を本格的に始めることにしたので、子供が生まれた時には、言葉を話し出したときに是非生まれる前の記憶を聞いてみたいと思います。
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コメントありがとうございます。お読みいただきとても嬉しく思っております。このお話を素敵と言ってくださる男性はもっと素敵だと思います。奥様も心強いですね。素敵なクリスマスをお過ごしください。またコメントいただける日を楽しみにしております。
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初めまして!
胎教がとても大事だと有識者は語っておられますよね。
母が父と結婚してから、父が心臓が悪いことを知って、出産することに悩んだそうです。
それは長きにわたり自己否定に繋がってしまった体験をしています。
突き詰めるとそれ以外に考えられないのです。
そして自身が子供が授かった時には嬉しくて。
とてもいい子に育ってくれました。(一男一女)
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Rumiko様
はじめまして。コメントありがとうございます。そうでしたか、自分の傷つきが理解できたときに一歩踏み出せる気がします。子育てしている場面で、何度も自分の過去と向き合うことになります。自己肯定感は子育てするときも必要だと思いました。胎教や生まれたときの傷つきも記憶に残っていると本を読んで知りました。生まれ方というのもその子に大きな影響を与えるのですね。
またいろいろ教えてください。よろしくお願いします。良いお年をお迎えください。
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きんもく せい様
お返事ありがとうございます😊
私の母は自分の力で産む事が出来ず帝王切開でした。
私も未熟児で産まれ母子共々入院。
私が12月21日に産まれ、父は翌年の1月9日に仕事中の事故で亡くなりました。
その後、想像を絶する体験をしています。
だからこそ、我が子供達に対しては愛情たっぷり育てました。
そして68歳となった私は子供達が守ってくれて居ます。
でもそれは私にとって嬉しい事では有りません。
一日も早く、それぞれの家族を持って幸せになって欲しいと願って居ます。
中々上手く行きませんね。
私は一人っ子ですから、1人に慣れて居ます。
子供達が幸せなら、孤独死しても構わないと思って居ます。
こればかりはご縁ですから、どうしようもないですね。
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Rumikoの日記様
そうでしたか、小さい頃に大変な時期を経られてきたのですね。人は誰しも他人には言葉では語りつくせないような体験を持っているものなのでしょうね。そして今はお子様たちが守ってくれているのですね。私も子供を全力で守っています。Rumiko様のように愛情をたっぷり注いでいきたいと思います!
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昨日は私ごとですみませんでした。
空から見ていたと言う所が気になりますね。
とても不思議です。
もっと知りたいですね。。。
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Rumikoの日記様
コメント嬉しかったです。本当に不思議ですよね。どうしてそのように感じるのでしょうかね。
図書館でこちらの研究の本を予約しちゃいました!
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おお!
それは楽しみ!
投稿楽しみにしています!
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