『七転び八起き』失敗からどう立ち上がるか

何回失敗してもあきらめずに頑張ることのたとえ。また人の世の浮き沈みが多く厳しいことのたとえ。七回転んでも八回起きることから。

類義 失敗は成功の基

新明解故事ことわざ辞典(三省堂)より

ある晴れた日の朝、学校の宿題である新年の書初めをしようとしたところです。

「絶対にうまくできないもん」「失敗するもん」と挑戦する前から弱気な小学校中学年の子供。ママは「喝!!」

さとし(仮名)なら絶対出来るよ!何回も練習してごらん!!!!」と喝!!

人間だから得手不得手はもちろんあります。でも息子はチャレンジする前から諦めている。何事もチャレンジしてみないとわからないのに。やればできるかもしれないんだよーー!と母は吠えます。泣きながら『わかった』とうなずくさとし(仮名)。

さとし(仮名)はその後習字に挑戦し何度も字を書きました。そして素晴らしい書初めを書き上げることができたのでした。

どうしたら「やってみよう!」とか失敗しても「次はこうしてみよう!」という考え方が出来るのか考えてみました。どんなに成功している人もその背景にはいくつもの失敗があると言います。大抵私たちの目に触れる頃には成功した部分だけがクローズアップされて届きます。切り取られた情報だけを見て私たちは『天才はすごいな~、自分と住む世界が違うんだなぁ』と思います。

でもその裏には汗と涙と血の滲むような努力があることでしょう。今日は『レジリエンス』という最近よく聞くワードについても考えてみたいと思います。

『レジリエンス』という言葉との出会い

私が『レジリエンス』という言葉との出会いはサッカー選手 吉田麻也選手の一冊の本でした。

転んだら、起きればいい

そのワードにすっかり魅了されこちらの本を手に取りました。サッカーは過酷なスポーツです。サッカー選手の38%が心理的に問題をかかえるという数字が出ています。

日ごろからメンタルヘルスに取り組むサッカー選手がどのような考え方を持っているのか気になりました。同じ問題に直面したとき、考え方によって前向きに取り組む人。もうだめだと自暴自棄になってしまう人。どのような違いがあるのか知りたかったのです。

読んだ結果…私は吉田麻也選手のファンになりました。ポーカーフェイスでチームを守り切る姿。本当に素敵です。

ほかにもこんなレジリエンスたち

レジリエンスな『起き上がり小法師』

起き上がり小法師は古くから伝わる福島県の縁起物です。なんど倒しても起き上がります。

まさに『七転び八起』です。お正月に売られ神棚に飾るそうです。家族の人数+1飾るそうですよ。

レジリエンスな『だるま』

だるまは江戸時代につくられました。起き上がり小法師を真似て作られたようです。古くから日本人も『レジリエンス』の力を大切にしていたのですね。こちらも縁起物として人気があります。

レジリエンスな『吉田美和』

女性たちの気持ちを伸びやかな声と素敵なハスキーボイスで歌いあげるドリームズカムトゥルーの吉田美和さん。圧倒的『レジリエンス』な歌があります。有名ですね。

『何度でも』作詞 吉田美和

美和さんもいつもパワフルで圧倒的なパフォーマンスを披露されています。こちらの歌詞を読み返すたびに力がみなぎってまいります。強い女性に憧れます。こんな風にあきらめずに自分の出来ることに対しては前を見て進んでいきたいものです。

似てる・・・『七転八倒』

激しい苦痛などで、ひどく苦しんで転げまわること。転んでは起き、起きては転ぶこと。▽「七」「八」は数が多いことをいう。

三省堂「新明解四字熟語辞典」

こちらは『七転び八起』と良く似ていますが意味が全然違います。食あたりを起こしたときなどは『七転八倒』の苦しみです。

育てたい『レジリエンス』逆境から立ち上がる力

くよくよ落ち込む日もあります。なかなか悲しみから立ち直れない日々もあるでしょう。

そんな時は全部の予定をキャンセルし3日何も考えないでただただ寝ましょう。難しいと思うかもしれませんが、テレビも携帯もなーにも見ないで3日間ただただ休みます。

美味しいものを食べて元気が出たら、次の一手を考えるのも良いかもしれません。

日ごろから『レジリエンス』の仕方考えてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。寒い日には美味しいビビンバが食べたくなりますね。アツアツビビンバを食べてパワーアップです。