ムツゴロウさんこと畑正憲さん(享年87歳)が昨日亡なられました。
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」が始まったのは私が産まれたころです。物心ついたころからムツゴロウさんのテレビを見て育ちました。
そんなことからいつか動物王国で働きたい!とか動物園で働きたいな~。自然保護に携わりたい!と思っていました。
ムツゴロウさんとの出会い
小学生の頃ムツゴロウさんが講演会をしに地元に来てくれた時も一人で講演会に行きました。
テレビで見ていたムツゴロウさんが本当に存在していること、目の前でお話していることが不思議でした。
憧れのムツゴロウさんのお話する様子は面白くってあっという間に講演会が終わってしまったことを記憶しています。
講演会が終わり抽選か何かでカエルの絵が書いてあるカードをいただいたのですが、とても嬉しかったです。
ムツゴロウさんの凄み
ムツゴロウさんの動物と触れ合う時の真剣な様子、テレビでしずかな声で解説しながら動物の様子や気持ちを分かりやすく伝えてくれて面白かったです。
たまに動物とトラブルになったりしてもムツゴロウさんは動じません。
本当に勇気のある方でした。
真正面から動物と向き合っていました。
ムツゴロウさんは本当に動物の気持ちがわかっていたのだと思います。
動物博士であるムツゴロウさんにはプロ雀士の顔もお持ちだったようです。
文筆業を主にされていたために、たくさんの小説を残されています。
映画館で見た「子猫物語」
ムツゴロウさんの映画「子猫物語」は祖母に何回か連れて行ってもらいました。
音楽は坂本龍一さんが担当されていたようです。
当初は文部省推薦の映画だったようです。
1986年に邦画第1位を獲得していることから、記憶している方も多いかもしれません。
子猫の可愛らしさがいっぱい詰まっていたと思います。
今のように動物動画は気楽に見られなかった時代だったので動物系の映画は特に人気がありましたね。
その次の年だったのでしょうか「ラッコ物語」も母と見に行きました。
「ハチ公物語」も「ラッコ物語」と同年に公開され見に行きました。
とにかく動物系の映画が人気があり豊かだった時代でした。
そうして我が家に文鳥がやってくる
動物好きが高じて年中動物を欲しいと大騒ぎしていたのでしょう。とうとう親が文鳥を飼ってくれることになりました。
文鳥2匹はとても可愛くって呼べば飛んできます。
卵も産みました。孵ることはありませんでしたが文鳥がいることで生活にはりが出ました。
首のほくろはついばまれ、頭にふんをされるのは日常茶飯事でしたが、ムツゴロウさんをテレビで見ていたから全然平気でした。
そう私は当時動物を見かけるとムツゴロウさんになりきっていたのです。心が通じると思っていました。
近所の犬小屋で腰かけて何時間もいたこともあります。
かといって誰も注意したり怒らなかったし、なんだかみんなゆったりとした時代だったな~。
毎日一生懸命に生きている動物を見ているだけで癒されるし学びがあります。
ムツゴロウさんが暮らしていた中標津はとても自然が豊かなところです。
これからも北海道の動物たちの暮らしが少しでも守られるといいなと思います。
ムツゴロウさんに感謝を込めて…。

