いつも通るケーキ屋さん
街のケーキ屋さんといった感じで外から見ても陳列されたケーキと良心的なお値段POPが見える
もう何回前を通っただろうか・・・
いつも大量に並んだケーキを横目に通り過ぎるだけ
買う人いるのかな?なんて失礼なことを思いながら
でも今日はいつもと違った
こどもが『ショートケーキを食べたい!』と言い出した
いつもは通り過ぎるけど今日は扉を開いてみた
するとレトロな雰囲気のケーキ屋さんにほっとする雰囲気の三角巾をかぶった店員さん
エプロンもどこか懐かしい
今までおしゃれなケーキ屋さんや有名店もいろいろお邪魔したけれど
気取らない雰囲気にほっこりする
ショートケーキと苺のタルト、私の好きなモンブランを全部で5個購入
価格帯は350円~400円とお手頃価格
ちゃんと紙をかけてリボンを巻いてくれた
数年前の誕生日はホテルのスーパーモンブランを買ってきてもらったことを思い出した
今日のモンブランは私が小さい頃に食べたモンブランと同じ味わいだった
初めて見たモンブランは見た目が美味しそうに見えなかった
麺みたいで味の想像もつかないためだったと思う
黄色いマロンペーストに栗がのっている
生クリームは見当たらずスポンジはふかふかのマドレーヌ生地
あの頃と同じでとても食べやすい
昭和の味がこの街の片隅のケーキ屋さんで生き続けている
令和の進化系モンブランはもう昭和のモンブランと別人だ
カリッとしたメレンゲが入っていたり、茶色いマロンぺーストだったりとより複雑な味わいになっている
街に愛されて長く続いているお店
周りが変わってもスタイルを変えないという選択
アップデートも大切だけど、何か大切なことを守ることも昭和・平成・令和と生きて来たものの役目かもしれない
令和のキッズと昭和の私はモンブランのように同じ人間ではないのかもしれない
ならば昭和の良さを令和の時代に伝えていきたい
ショートケーキも食べやすかったようだ
またたまに寄ろう!

