メットライフドーム

お茶漬けは室町時代にに「お茶」が庶民のものになるのに従ってお湯をご飯にかけていたものがお茶をかけるようになりお茶漬けになりました。今のような緑色の味の良い煎茶は江戸時代中期に作られるようになったのです。

緑茶に含まれる「カテキン」は有名です。苦味成分のことですが口臭をおさえたり、肝臓を守ってくれる効果があります。「テアニン」にはリラックス効果が、「カフェイン」には気分すっきり効果があるので「お茶漬け」をいただくとほっとするというのは大変納得できます。

「カテキン」は口の中では虫歯菌の増殖を抑え、腸では悪玉菌をやつける効果があります。脂肪燃焼効果もあるので緑茶は健康食品です。認知症予防や抗アレルギー作用も期待できるので普段のお茶の選択肢に緑茶も取り入れてみましょう。

緑茶の効能について知ったあとに作っていきたいのは狭山茶で作った「狭山茶漬け」です！今日の調理実習は緑茶で作るきんもくせいオリジナルの『狭山茶漬け』をご紹介いたします。

『狭山茶づけ』はメットライフドーム（所沢）で食べられます

『狭山茶漬け』は食べたことがありますか。プロ野球球団『埼玉西武ライオンズ』の本拠地である埼玉県所沢市のメットライフドームでいただくことが出来ます。

こちらの球場に狭山茶を使用したお茶漬けやソフトクリームを販売するお茶処『新井園本店』で『狭山茶漬け』がございます。

新井園本店【お茶の通販サイト】

こちらのお茶漬けはひとつひとつ急須でお茶を入れてくれます。初めていただいたときその美味しさに感動致しました。狭山茶の風味がこれまで飲んだことのない緑茶の風味だったのです。とても香りが良く色もきれいです。

どうしても『狭山茶漬け』が食べたいと思いましたが球場でしか食べられないようです。新井園さんの『武蔵利休』というカフェもあるのですが『狭山茶漬け』は販売されていないようです。そうなったら自分で作るしかない！ということで写真を参考に今日は『狭山茶漬け』を調理実習していきたいと思います。

上の写真を見ると具材は６種類ですが確か実際いただいたときもう１種類ついていたので今日は７種類の具材でお茶漬けを作っていこうと思います。

梅の実を塩で漬けたものです。酸っぱいのは『クエン酸』に由来するものです。唾液の分泌を促し消化吸収に役立ちます。疲労防止、疲労回復も期待できます。

梅を青梅のうちに収穫しカルシウムを使うことでカリカリした食感を残すように漬け込んだ梅漬けです。工程で干す作業がないので梅干しと違います。

たんぱく質、食物繊維などの栄養豊富な海苔は日本人になじみの深い食材です。ぬらぬらする『ぬら』が語源で『のり』と呼ばれるようになりました。永谷園の『お茶づけ海苔』がインスタント食品の先駆けとして有名です。

食物繊維が豊富で、鉄分、カルシウムなどが含まれています。昆布に含まれるグルタミン酸はうまみ成分であり日本料理にはかかせないものです。大量に含まれるヨウ素も人にはなくてはならない栄養素です。

もち米を原料に作られていてお茶漬け用のあられはかなり細かく裁断されています。本来はお茶漬けの湿気るのを防ぐためにいれられていました。このあられは『ぶぶあられ』とも呼び京都ではお茶漬けのことを『ぶぶ漬け』と呼びます。

さわやかな香りが特徴のハーブでお吸い物などにも入っています。この香りは「クリプトテーネン」と呼ばれる成分によるものでストレス緩和や精神のリラックス効果があります。日本中で自生している日陰を好む植物です。

東京都では奥多摩もわさびの産地として有名です。強い刺激性のある香味を持ちます。神経細胞の再生を促して記憶力アップ、学習能力アップするという研究発表もあります。脳だけではなく全身の細胞の再生が促進されるそうです。抗アレルギー作用もあるようです。

『狭山茶漬け』はこれらの栄養豊富な具材さえ揃えておけばいつでも気軽に作っていただくことができます。アレンジも自分次第でいろいろな楽しみ方が出来ます。永谷園さんの『お茶づけの素』もとっても美味しくて手軽ですが、たまにはじっくりお茶をいれて『狭山茶』の味と香りを楽しんでみましょう。

『狭山茶漬け』の具材はひとつひとつが個性豊かで栄養豊富なオールスターでしたね。他にもお茶漬けに合う具材はたくさんありますので自分のお好みでお茶漬けを楽しみましょう。

塩分も水分もとれるので『朝ごはん』にも『狭山茶漬け』はとってもおすすめです。体も温まりますので『朝活』『温活』にもぜひ『狭山茶漬け』を取り入れてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。お茶漬けは日本人のソウルフードです。世界中の方にもおすすめしたいお手軽メニューです。