お化粧タイムはハッピータイム

みなさん最近お化粧を楽しんでしていますか。小さい女の子が水で落とせるマニキュアを楽しんだり、ハロウィンで若者がするリアルで怖いゾンビメイクなどお化粧の楽しみ方はそれぞれです。楽しみ方は年齢層によっても違いがありとても幅があります。

コスプレであこがれのキャラクターになりたい!と思ってメイクするのも良いでしょう。人に会う時に疲れた顔を少し元気に見せたいなどちょっとだけ理想の自分に近づくことが出来るのも良いでしょう。どちらもお化粧のなせる技です。

たくさんのお化粧品が市場には出回っています。ヘアケアやスキンケア、お口のケア、ネイルケアなど部分ごとに非常にたくさんの商品があります。みなさんは月にどのくらいの金額を化粧品に使っていますか。下の表ですが2人世帯の年間に使う化粧品の支出額です。年間で32,000円~45,000円が平均のようですので月2,500円~3,750円くらいといったところでしょうか。(引用日本化粧品工業連合会HP

図10 二人以上の世帯における年間平均化粧品支出金額

最近はダイソーなどで会える100円均一のメイク道具もあなどれません。発色がとても良くってパッケージも可愛らしいものが多いのでたくさんの色を集めて使用することが出来ます。小学生のお小遣いでもお化粧品を買って楽しむことが出来ます。

今は性別に関係なくネイルやリップ、スキンケアなどしています。なぜ化粧をするのかということを心理学的な観点からも1980年以降研究が進んでいます。

お化粧はあまり時間も手間もかけない私です。きちんとメイクを毎日していたら違った人生を歩んでいたかもしれません。高校生の頃は実はメイクアップアーティストになりたかったのです。でもその時は自分がメイクするというよりは誰かにメイクしたい!という気持ちが強かったように思います。

メイクアップアーティストという名のとおりアートな感じに憧れていました。パレットのような色とりどりの化粧品がたくさん詰まったキャリーケースを持って撮影チームで飛び回り活躍するというイメージです。そうして自分が化粧を施した人がカメラの前で輝きだす。そんなお手伝いが出来るということに大変な魅力を感じたものです。

小学生の頃に劇団で一度だけ舞台に立たせていただきました。楽屋でしていただいたメイクの時間は今も忘れられません。メイクをしている人が「かわいい~」とか「似合うー」とか言いながら笑顔でとってもキラキラと楽しそうだったのです。

そして私もなんとなくちやほやされて嬉しかったのですね。その後高校生のときに百貨店で無料でお試しメイクをしいもらいましたが赤い口紅が似合わないとわかったり。自分に似合う色やメイクを見つけるまでは試行錯誤ですが、その時間も楽しかった思い出です。

化粧心理学から考える「お化粧」するということ

バレリーナやフィギュアスケート、舞台関係者、歌舞伎役者の方もしっかりとメイクをします。そして舞台に立ちます。後ろのお客様までしっかりと楽しめるように考えられたメイクが今も技術として文化として伝えられ続けています。歌舞伎役者の方が大急ぎでメイクを自分でする姿はテレビで見ていてもカッコ良いですね。(たいてい後ろから鏡越しのアングルで役者さんを追いますね。)

歌舞伎役者がメイクをして舞台へ立つように一般の人たちも化粧をすることで「エイヤっ」と外に出る切り替えをしているのだと思います。志村けんさんもメイクしないと恥ずかしいって言ってました。化粧をすることで気持ちを切り替え、役割を演じることで芸を全うしていくのでしょう。

お化粧すると「自信」がつきます

欠点を隠し良いところを強調してくれるメイクは他者とのコミュニケーションに自信を持つことに役立ちます。自分が気にするほど相手は気にしていないよ!大丈夫!と言われても気になるところは仕方がありません。隠したいのが本音です。気になるところは隠して長所は強調してハッピーな気持ちで過ごせたら理想です。

お化粧すると「楽しい」

今は女性だけではなく男性も当たり前のようにお化粧する時代です。私も小さい頃お母さんの化粧台をあさるのが大好きでした。幼稚園の頃からガサゴソガサゴソ。

女の子は七五三で唇に紅を塗ってもらうのが初めてのお化粧でしょうか。人生の節目の大事なイベントのときは必ず誰かにお化粧してもらいます。お化粧のもつ文化的な意味はとても大きいものだと感じます。そういうイベント前のお化粧には特別でとても神秘的な時間のように感じます。

TPOに応じたメイクのレッスンなどもあります。お客様だったり接する相手の印象を良くするためです。ナチュラルメイクが流行っていますが、スキンケアもお化粧のうちです。保湿を心掛け乾燥を防いでお化粧のりの良いお肌作りをしましょう。

皮膚科に行くとビタミン剤をくれる病院もあります。ドラッグストアなどでビタミン剤を購入して補給するのも良いですね。朝のオレンジジュースもおすすめです。

どんどん顔が別人になっていくので変身したような気持ちになり楽しいです。「化粧」は「化ける」という字を使いますがメイクが上手な人は本当にびっくりするくらい目鼻立ちがくっきりはっきりにすることが出来ます。

おばあちゃんに化粧をしてあげるとすごく喜ぶと言いますがお化粧をしてもらうというのはいくつになっても嬉しいものです。「メイクセラピー」という言葉もあり、老人ホームなどで定期的にメイクをすることで認知症予防にもなるのだそうです。おしゃれに興味を持つことは生きることを楽しむことに繋がっているのですね。

お化粧すると「香り」でリラックス

メイク用品には香料も含まれていて香りであのブランドのものかなとわかることもあります。香りはずっと深くまで記憶に残るもの。メイクするときのおしろいの香りや口紅の香りはずっと後になっても覚えているものです。

お化粧すると「自分に似合う色」を知ることができる

化粧品店ではパレットのように色とりどりのメイク用品がならんでいます。発色も良く光沢もあり色彩感覚が身につきます。肌の色は人によって違うので自分に似合う色を相談してみるのも良いでしょう。

お化粧用品は眺めているだけでも十分楽しい

メイク用品のケースはそれだけで芸術品のような美しいものもあります。好きなブランドのロゴが入っていたりすると宝物のように感じます。毎日触れることが出来るので持っているだけで楽しいですね。

メイクのケースも女性の心をくすぐるポイントです。限定カラーや限定商品などもキラキラしていて素敵なアイテムです。

お化粧は社会的な意味合いをもつ行動だった

お化粧をすることは実に社会的な行動であることがわかりました。お化粧することで気持ちが積極的になりお出かけしようという活力になります。さあ今日の口紅はとびっきりの赤を塗って街に飛び出してみませんか。お化粧がつないでくれる「自分」と「社会」を感じてみましょう。

追記

古代より「おはぐろ」という文化もありました。欠かせないお化粧だったようです。今ではあまり一般的ではありませんが世界各地で見られたお化粧の文化のようです。時代背景によって流行の眉毛の形も変わったり美しいと言われる基準も変わりますが「おはぐろ」がまた流行する時代も来るかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。私ももう少しお化粧やスキンケアをして自分磨きをしていきたいと思いました!