お世話され上手と柔らかい心

昨日これからの生き方についてみんなで考える2040独立自尊プロジェクト主催シンポジウム/MUFG寄附講座特別授業「多死社会における魂と肉体の再生」という難しいタイトルのシンポジウムがありました。

zoomのオンラインで聴講しました。2040年多死社会、生きるがキーワードでした。

たくさんの高齢者がなくなる2040年の日本、国を支える若者は圧倒的に少子化。

病院で死ぬことも難しい、家や高齢者施設で死ぬ人が増えていく。

私たちはこのような世界でどう生きるのかをひとりひとりが見直し考えていくというシンポジウムでした。

こだわりを持たずに軽やかに生きる

僧侶である釈徹宗さんの介護施設の入居者の方の中にはこだわりを持たずに軽やかに生きるのが上手な方がおられるそうです。そういう方を見ているとこのような心や体を準備しておくことが大切なのではないかと釈先生はおっしゃっていました。

これはインドの哲学にも通じるものがあると思いました。インドでは70歳を超えるといろいろなものを手放していくという考えがあるそうです。お金も、ものも、家も、財産も、家族も。

執着しない、こだわらない、軽やかに生きるに通じるものがあると思いました。

子供の成長に従って自身のライフスタイルもこだわりを持たずに軽やかにしていく。

過去でも未来でもなく今の自分に合った生活、持ち物、服、生活用品を整えていこうと思います。

思い通りにならない状況を引き受ける

これもなるほどと思いました。思い通りにならない状況ってありますね。

もがいたり、嘆いたり、どうにか状況を変えようと必死になります。それでも本当にどうにもならないことってあります。

そんなときには思い通りにならない状況を引き受け生きる。

生きるということは思い通りにならないことも多いです。

待つ姿勢

こちらは養老先生がおっしゃっていました。物事には時があるそうです。良いタイミングのときに上手な場所で伝えると相手に伝わるそうです。これは育児でもそうだと思いました。良いタイミングを待つのは忍耐力が必要です。時には何を待っているのかわからない時もあります。

子供が聞く用意があるときに、上手な伝え方で伝える。そのために待つ。

養老先生は説教はしないというポリシーがあるそうです。

物事にはタイミングが大切なんですね。

これからを生きる

思い通りにならない状況を引き受け待つ。

あいまいな状況に自分を見失わずに身を委ねる。

時が解決するのを待つ。

変化に柔軟に応じていく柔らかい心、こだわりを捨てる。

執着せずにさっぱりと。

何が起きても良いように一週間分くらいの物資を備蓄しておく。

それにしても「お世話され上手」って良い言葉だなぁと思いました(^^♪

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